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平成20年度の活動 |
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- 農園開設事業(フィリピン共和国ケソン州ナカル)
- 20年4月から7月にかけて、かねてからナカル農民より要請を受けていた農園の造成に着手。 農園用地は2haで、およそ1haに基礎的な造成、農道を造るなどの作業を実施。 また、土壌改良材として炭を利用するため簡易炭窯を設置し、 炭焼き技術講習を行った。
7月末から8月始めには、河上会長(97歳)も現地を視察し、農園事業の進行状況を確認。 農園の運営方針について、ナカル農民組合との打合せも行った。 12月には、浦田光雅東京農工大客員教授を派遣し、農地の地質調査を実施。 調査結果によると、ph値6.1で、 ほぼ中性を示し、 農耕に適していると判断された。
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道路から農園まで農道を造成 |
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農道を造成 |
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作業参加者に説明する農民リーダー |
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造成中の農園を視察する河上会長 |
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進行状況を確認 |
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専門家による農地の地質調査 |
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- 植林事業(フィリピン共和国ケソン州ナカル)
- ナカルの農園開設地周辺および災害荒廃地に植林事業を実施。 この事業は5ヶ年計画で実施しているもので、今年度は2年目にあたる。 ナカル農民主導のもと、ピリ、ナラ苗木の植林を行った。 平成21年度も実施する予定。
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- 環境保全調査事業(インドネシア共和国東ジャワ州ムンガレ)
- 平成20年10月末から10日間に亘り、インドネシア国東ジャワ州ムンガレ村に入り、 大東宏農学博士同行のもとマングローブ環境保全調査事業を実施した。
現地は、マングローブ吃水域を利用して、エビやカニの養殖が行われている。 養殖のための池は、時間とともに餌、糞などの残骸で汚泥化し、 使えなくなると放置されしまう。 さらに、新たな養殖池のためにマングローブが伐られている。 このような循環により、マングローブが減少し、 さらに汚泥化した養殖地が放置されるという状況が調査地域でみられた。 今回の調査は、マングローブの植生を保ち、しかも村の基幹産業である養殖業を継続していけるようにするには、 有効な対策があるのか、 どのような対策が可能なのかという視点から、現地のマングローブ回復に取り組んでいるNGO組織の協力を得て実行し、調査結果は報告書にまとめている。
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専門家による養殖池のマングローブを調査 |
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カニ養殖池 |
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放棄された養殖池。 汚泥化してメタンガスが発生している |
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放棄されたマングローブ苗畑 |
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カニ養殖池。黒い箱の中で養殖される |
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